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登山家の田部井淳子さん腹膜ガンで星になりました。余命宣告を受けながらも前向きな女性登山家、田部井淳子さん。女性でエベレスト初登頂を成し遂げた素晴らしい功績をお持ちです。

田部井淳子さんの夫は登山家だとのことですが、息子さんの職業はなんでしょうか?素晴らしい功績とともにマインドもお持ちの田部井淳子さんについて調べてみました。そしてご主人への最後のラブレターも。

田部井淳子余命宣告受けるガン闘病生活

田部井淳子さん、言わずと知れた女性登山家で、女性で初めてエベレスト登頂に成功された方です。1975年にエベレスト初登頂を成し遂げた後、七大陸最高峰(エベレスト・キリマンジャロ・エルブルス山・デナリ・アコンカグア・コジオスコ・ヴィンソン・マシフ)への登頂も成し遂げています。

正真正銘の登山家ですね。

田部井淳子さん、2007年に乳がんがみつかりました。このときは早期に見つかったため、手術により乳がんを克服されています。

その後、2012年に腹膜にがんが見つかりました。このとき「余命三か月」という宣告を受けます。抗がん剤治療を20数回にも渡り受け続けました。「寛解」(かんかい)という状態にまでもちこみました。

「かんかい」とは症状が落ち着いているという意味です。その間も精力的に登山を続けられていました。2016年になると入退院を繰り返していました。

2016年10月20日に息を引き取りました。

いつも登山の時には亡くなる、ということを意識して登っていた、という田部井淳子さん。

インタビューでは次のように語っていました。

山のおかげで今置かれた状況下でいかに最善の方法を探るか、そういうものの考え方を自然とできるようになっていました。山は死と隣り合わせですから、常にいつ自分は死ぬかわからないという意識をもってきたというのも大きいですね。

(HP:ふじ内科クリニックより引用)

いつ死ぬかわからない、そんな瀬戸際の状態で何年間も山と向き合ってきた田部井淳子さん。ガンとも向き合うことで、余命三か月を何年も伸ばすことができたのかもしれません。

田部井淳子の夫は登山家?息子の職業は

実は田部井淳子さんのご主人は登山家の田部井政伸さん。政伸さんはアルプス登山の際に凍傷により足の指を切断することになります。そこからは奥さんの淳子さんのサポートに。

田部井淳子さんの数々の偉業は旦那さんの田部井政伸さんの力も相当大きかったのではないでしょうか。インタビューなどでも田部井淳子さんの口からはご主人に対する感謝の気持ちが多く語られています。

登山家でありながら、自らの記録をあきらめて奥さんのサポートに回るとは。。。なかなかできることではないですよね。旦那さんの田部井政伸さんの懐の深さと器の大きさにけっこう感動します。

そして気になる田部井さんのお子さんですが、男の子と女の子の二人のお子さんがいらっしゃいます。お母様が世界的なクライマーとして知らない人はいないほど有名人であるがゆえに、息子さんは難しい時期もあったそうです。

しかし、息子さんは大学のスキー部のコーチとして活躍されているそうです。山に関するお仕事をされているんですね。登山家ではないものの、やはり親の影響は受けるのでしょうか。

登山でお忙しい中でも、背中を見せることでお子さんたちも学ぶことが多かったのではないでしょうか。

田部井淳子さんの亡くなった後、田部井淳子さんが最後の時に書かれたご主人あてのラブレターがみつかりました。

「お父さん!だんだん弱ってきて、よくしゃべれなくなっても勘弁してね。(中略)お父さんの優しい顔がうれしいよ」

(ヤフーニュースより引用)

あまりに素敵な内容に泣けてきます。最期までご主人に感謝の気持ちを忘れない田部井淳子さんが素敵です。

田部井淳子のマインドがすばらしい

田部井淳子さん、実は福島のご出身なんですね。東日本大震災後は、さまざまサポート事業に乗り出されていて、福島の高校生たちと富士登山する、という企画もその一つ。

2016年7月に福島の高校生と富士登山したのが最後の山となりました。この登山も抗がん剤を打ちながらの登山でした。気合が違いますね。

多くの登山を経験することで、人間関係を学んだり、人生哲学を手に入れたりしてきたようですね。人間関係に悩んでも、何か言われて死ぬことはないでしょう?雪崩が起きたら死にますから、と語っています。

まさにその通りですよね。生き方がシンプルでカラッとして。やりたいことには前向きに精力的に取り組まれていた田部井淳子さんの生き方そのものは多くの女性に影響を与えました。

山の感動を生きている限り味わいたい、と語っていた田部井淳子さん。強く美しいマインドと生きる!という強い意志を持つとガンの余命宣告をも覆すことができる、と教えてくれました。

田部井淳子さんのご冥福をお祈りいたします。