お笑いコンビ・ノンスタイル井上裕介さんがテレビ出演して、心臓に重大な異常があることがわかりました。テレビ東京の番組「主治医が見つかる診療所」に出演した井上祐介さん。番組内で大動脈二尖弁であることがわかりました。
ノンスタ井上さんが患う大動脈二尖弁ってどんな病気なのでしょうか?手術は必要なのでしょうか?人工弁てどういうものなのでしょうか?
ノンスタイル井上裕介の大動脈二尖弁とは?
お笑いコンビ・ノンスタイルの井上裕介さんが患う大動脈二尖弁。いったいどういう病気なのでしょうか?
そもそも心臓には四つの弁があります。
心臓の各部屋(左心室、右心室)の間に存在します。血液を滞りなく通して、逆流が起こらないようにしています。
この弁が狭くなってしまい、血液がうまく流れなくなった状態を狭窄症と言います。
一方で、弁がちゃんと閉じずに血液が逆流する状態を閉鎖不全症と言います。
(画像・出典:Weblioより)
血液は左心室から大動脈弁を通って大動脈へ至り、全身へと流れていきます。
大動脈弁の疾患には二つあります。大動脈弁狭窄症と大動脈弁閉鎖不全症です。
大動脈弁狭窄症は中年以降に発症することが多いといわれています。ノンスタイルの井上裕介さんも30代半ばで判明しましたよね。
先天的な二尖弁の方が多くいるようです。
大動脈二尖弁とは
先天性の2尖弁は先天異常の一種でかなり多くの人がいます。
人口の約2%程度と言われています。これはかなりのパーセンテージですよね。100人に2人ですから、1クラス30人としたら、3~4クラスに2人存在することになりますね。
二尖弁だからすぐにやばい、というわけではなくて、血液が逆流しやすく、狭窄症を発症する可能性も一般的に高いと言われています。
また心臓に負担がかかると心不全を引き起こすことも。
症状としては激しい運動で息苦しくなります。動悸や失神することもあり、突然死の可能性も否定できません。
大動脈二尖弁は治療法は?手術は?
大動脈二尖弁の治療法は人工弁を植え込む手術が一般的です。
問題の弁を取り去ります。代わりに人工の弁を植え込んでいきます。
人口の2パーセントもいる大動脈二尖弁ですから、年間でかなり多くの方が手術されているものと思われます。
ただ、心臓というとても大切な臓器の手術ですから、心不全などの症状が出てくる前に、手術を進めるケースが多いようですね。
ノンスタイルの井上さんも今後の生活や年齢のことも踏まえて、医師との相談の上、手術という可能性が高いのではないでしょうか。
自覚症状が今の時点でなくても、今後のことを考えると早期に手術することが多いようですね。
ただ、手術時期の判断も、患者さんの年齢や血液の逆流の有無、心臓の状態などケースバイケースでしょうからね。
いずれにしても、ノンスタイルの井上裕介さん、早期に発見されてよかったですね!早期に対処して芸能活動も末永く続けられることを祈っています!
最後までお読みいただきましてありがとうございます。